裏側矯正

裏側矯正の基本的な概要

裏側矯正とは、歯の裏側に装置をつけることで人に矯正している事を気づかれずに治療できる矯正方法になります。
表側矯正の場合も裏側矯正の場合も同様の治療結果を出す事が出来ます。
ですが、歯の裏側は表面と比べて凹凸があり、装置をつける場所も小さいため表側矯正よりも高度な治療技術が必要になります。
裏側矯正のメリットとデメリットに付いてご説明します。

裏側矯正のメリット

目立たない

表側矯正でもブラケットやワイヤーを目立たないものに変えることで人に気づかれにくくはなりますが、それでも対面してお話したり、食事をとる際に矯正していることが周りから見てわかります。
歯の裏側に矯正器具を取り付けるため、矯正している事が他人にはわかりません。
なので、矯正中の見た目が気になる方にオススメです。

人前で気にせず食事がとれる

矯正をしている方みなさん気にされるのが、矯正装置に食事中に物が引っかかってしまうことです。
裏側矯正であれば、はじめは食事が取りづらく感じますが、もし矯正装置に物が詰まってしまっても他の人に詰まっていることを見られることはありません。

唾液の恩恵を受けやすい

舌の下には舌下腺という唾液腺があります。歯の内側は常に唾液で潤った状態のため、裏側矯正を行うと唾液の持つ殺菌作用や自浄作用により表側矯正よりも虫歯のリスクが下がります。
勿論、虫歯リスクが低いからといってブラッシングをおろそかにしてはいけません。

舌癖を治す事ができる

歯並びが悪くなる原因は先天的原因による歯並びの悪さだけでなく、舌で前歯を押したり、間違った嚥下方法を繰り返し行う等の後天的原因によるものもあります。
歯の裏側に装置をつけることにより間違った舌癖をなおす治療にも貢献できるため、舌の習癖による矯正装置を外した後の後戻りのリスクも軽減することが出来ます。

裏側矯正のデメリット

表側矯正より費用が高額になる

表側矯正が15〜30万(※要確認)なのに対し、フルリンガル矯正(上下とも裏側矯正)の場合90万ほど費用がかかります。
これは裏側矯正では、お口をのぞきながら治療する必要があるので施術時間が表側矯正と比べてかかってしまいます。また、治療には高度な技術が必要となることから表側矯正と比べて費用が高くなってしまいます。

発音に支障が出る

歯の裏側に器具をつけるため舌を歯につけて行う発音がしにくくなります。日本語ではさ行、た行、ら行の発音が不明瞭になります。
発音練習をして装置に慣れてくれば解消されますが、練習を怠ると矯正終了まで発音がそのままになる方もいます。

ブラッシングがしにくい

矯正装置が付いていると普段よりブラッシングがしづらくなりますが、裏側矯正だと装置の状態が見えないことや装置と装置の間隔が狭いことからブラッシングがしにくくなります。

ハーフリンガルで費用を抑えて目立ちにくく

裏側矯正は高度な治療技術が必要となるため、表側の矯正と比較すると若干費用が高くなる傾向にあります。
ただし、下の歯は表側矯正でも器具が目立ちにくいという特性を活かし、上の歯のみ裏側矯正を選択される「ハーフリンガル」というスタイルをご希望される方もいらっしゃいます。
ハーフリンガル矯正であれば舌が装置に触れにくいため喋りづらさもフルリンガル矯正と比較して少なくなります。
表側矯正の利点と裏側矯正の利点を兼ね揃えたハーフリンガル矯正はどちらの治療にするか費用で悩まれている方にはオススメの治療方法になります。
ただし症例に応じては適応できない場合もありますので、一度医師にご相談していただけたらと思います。