受け口・しゃくれ

このようなお悩みをお持ちの方へ

受け口・しゃくれ

  • 受け口が気になる
  • 自分も治療をしたので、子供の受け口が気になる
  • 噛み合わせが合わない
  • しゃくれた顎が気になる

受け口・しゃくれ(反対咬合・下顎前突)の原因

まず受け口・しゃくれとは、噛み合わせが通常とは逆の向きになっていることであり、見た目でいうと下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。

受け口・しゃくれの原因には、

  • 親族が受け口やしゃくれである場合などの、遺伝によるもの。
  • 前歯の向きが内側に生えてしまい、下の前歯が外側に生えてしまった場合
  • 噛むときに顎を前に突き出す、舌で下顎の前歯を押し出すなどの幼少期の癖が長期的に続いてしまっていた場合

があります。

適している治療法

小児の場合

取り外し式または固定式の装置を使い、上の前歯を前に押し出して反対咬合を改善します。
骨格的な成長のアンバランスがある場合は、下顎の成長を抑える装着や上顎の前方成長を誘導する装置を使用し、上下顎の成長バランスを整えながら咬み合わせを改善していきます。

成人の場合

基本的にはワイヤーを用い上顎歯列を前に出し下顎歯列を後ろに下げる治療になり、抜歯が必要な場合もあります。
矯正治療だけでは改善が難しい場合や骨格的なアンバランスの改善(下顎をさげたい)をご希望の場合は、外科矯正治療(顎の外科手術を併用した矯正治療)の適用となります。

外科手術は、「下顎骨切り術(セットバック法)」という施術方法で、下顎の骨切りを行い、後方へスライドさせます。
当院では東京大学医学部付属病院額口腔外科、東京医科大学歯科口腔外科、三井記念病院歯科口腔外科と提携をし、外科矯正に取り組んでいます。

当院の受け口(反対咬合・下顎前突)治療例

【小児】取り外し式器具を使用して治療したケース

女性 10代

治療前

治療前

治療前

治療前

治療後

治療後

治療後

治療後

患者様の主訴 お子さんの反対咬合が気になる
治療方法 寝るときだけ使用する取り外し式の装置
治療完了までの期間 7か月
価格 矯正300,000円

【成人】外科手術なしで治療したケース

女性 30代

治療前

治療前

治療前

治療前

治療後

治療前

治療前

治療前

患者様の主訴 受け口が気になる、かみ合わせが悪い
治療方法 両顎舌側ワイヤー
治療完了までの期間 2年半
価格 900,000円

【小児】外科手術を行って治療したケース

女性 10代後半

治療前

治療前

治療前

治療前

治療後

治療後

治療後

治療後

患者様の主訴 噛み合わせが合わない…。下あごが出ているのが気になる。
治療方法 表側ワイヤー+手術
治療完了までの期間 手術まで11ヶ月+術後矯正1年
価格 300,000円(保険適用)+別途大学病院にて手術・入院費

【成人】外科手術を行って治療したケース

男性 20代後半

治療前

治療前

治療前

治療前

治療後

治療前

治療前

治療前

患者様の主訴 噛み合わせが合わない…。下あごが出ているのが気になる。
治療方法 表側ワイヤー+手術
治療完了までの期間 術前1年3か月+術後1年
価格 300,000円(保険適用)+別途大学病院にて手術・入院費

全症例で共通している治療のリスク

矯正歯科治療の全症例のリスク(副作用)としては以下のものがあります。

  • 歯肉退縮や歯根吸収が生じる可能性がある。
  • 矯正装置の違和感で舌や口唇、頬の粘膜に口内炎ができる場合がある。
  • 固定式装置の場合、歯磨きが不十分だと虫歯や歯肉炎が生じることがある。
  • 矯正治療後にリテーナーの使用を怠ると、後戻りが生じる場合がある。